物件探しの基本は、やはり不動産屋ではないでしょうか？それ以外はあまり考えられません。どの不動産屋に行くか決める前に、インターネットを利用して、スーモやアットホームなどのポータルサイトから目当ての物件を探すのが最近のスタンダートです。

もちろん、知り合いの不動産屋に相談するのもいいでしょう。

一つ目のポイントですが、不動産屋にもいろいろあります。賃貸が得意、管理が得意、売買が得意、今回は売買でも中古住宅が得意な不動産屋が最適だと思います。

不動産屋もネットで検索すれば、どのようなタイプの不動産屋かはすぐわかります。ホームページだけでも自分に合うかどうかも容易にわかります。

〇ここだけ抑えて！！　不動産屋は中古住宅が得意で、自分に合いそうな会社を探す。
 

さてもう少し掘り下げていきましょう。今回はリノベーション向き物件の探し方ですので、不動産屋がリノベーションに理解があることが大切です。

ここで簡単に説明しますと、不動産屋の収益の多くは仲介手数料です。その手数料は仲介物件の金額が大きくなるほど、金額が高くなります。簡単にいうと、1,000万の物件より2,000万の物件の方が、収益が高いということです。それを踏まえると、中古＋リノベーション向き物件より、最近よくある、リノベ済み物件を仲介したほうが不動産屋は儲かります。ここはポイントですので押さえておきましょう。

話は戻りますが、リノベ向き物件を探す場合、中古＋リノベに理解のない不動産屋の場合、リノベ済み物件を勧める場合も想定されます。それらを考慮して、自分に合う不動産屋を探す必要があります。また、ワンストップサービスという、物件探しからリノベーションまで一社完結で扱う不動産が近隣にあればベストだと思います。
 

リノベ向き物件のポイントですが、（今回はマンションに限定します）自分の理想とするリノベーションを、早い段階で具体的にイメージすることが大切です。マンションよって間取りに制限がある場合がありますし、何より専有面積は広げることができません。また、キッチンなどの水回りを自由にデザインする場合、構造によっては配管の関係で費用が高くなることもあります。

具体的に、家族4人で、子供部屋２つ、休日は友達を読んでお茶がしたいなど、未来のライフスタイルがイメージができていれば、それに合う物件を探すことができます。

リノベのイメージができたら、後は予算です。そして、必要な各種条件（子供の学区や主要駅近くなど）、その他、あれば嬉しい条件をまとめておくといいでしょう。それらを担当者にしっかり伝えることができれば、いい物件は必ず探せます。ただし、不動産は流動的ですので、いい物件が出た時が勝負です。急いで買う必要はありません！！買うべき時に備えて、買う準備が大切です。それまでに信頼できる不動産屋を見つけておくことが、最も必要なことだと私は思います。
 

リノベ向き物件は意外とあります、ただ、最近は買取り再販業者といって、中古を買って、リフォームして再販するリノベ済み物件も増えてきています。リノベ済み物件を購入して再リノベーションする選択肢もありますが、私はもったいなくてやめたほうがいいと思います。中古＋リノベはお値打ちに、オンリーワンの住宅が手に入るのが最大のメリットですので、そのコンセプトを大切にしたいと思います。リノベすれば、内装はほとんど変わります。共用部分だけしっかりしていれば、内装はぼろぼろでもリノベ前提なら、お値打ちに購入することができるので、むしろ推奨します。リノベーションとはそれほど劇的に住宅を変える可能性を持っています。

いかがでしょうか？リノベ向き物件の探し方、まずは人間的にも信頼できる不動産屋探しから始めてみましょう。